【実録】Webデザインの職業訓練校ってどんな感じ?広報・Web担当者の振り返りレポート

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こんにちは、とっつぁんと申します。

私は職業訓練校でWebデザインを学んだ後、企業の広報・Web担当者として約1年間勤務していました。

広報・Web担当者として仕事をしていく中で、何度も職業訓練校で学んだスキルに助けられてきました。

正直職業訓練校で学んだスキルが無ければ、広報として仕事をしていくことは難しかったと思います。

そんな経緯があり「何か勉強したいことがあるなら職業訓練校オススメだよ!」と言いたくてこの記事を書いています。

この記事は、下記のようなお悩みを抱えている方におすすめです。

  • Webデザインに興味があるが、どうやって勉強したらいいか分からない
  • 職業訓練で実務で役立つような実践的なスキルが身につくのか懐疑的
  • 職業訓練校の雰囲気や実態が分からないから不安

この記事を読めば、Webデザインに興味がある方・職業訓練校に通いたいと思っている方のお悩みが晴れると思います!

目次

まずは職業訓練校の制度や概要をおさらい!

職業訓練校とは?ハロートレーニングとは?

公的職業訓練を受けることができる施設のこと。公的職業訓練は、平成28年11月からは「ハロートレーニング」の愛称でも呼ばれています。

ハロートレーニングとは「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」との総称であり、仕事をお探しの方を対象とした公的な職業訓練制度です。
キャリアアップや希望する就職を実現するために、必要な職業スキルや知識を習得することができます。
受講料は原則無料(テキスト代は自己負担)で、身につけたいスキルに合わせた多数のコースをご用意しています。

ハロートレーニング(職業訓練)について|東京労働局

引用にも出てきた「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」ですが、この2つの違いについても簡単にご説明しますね。

ちなみにどちらの訓練を受けるにしても、ハローワークで求職者として申し込みをすることが必須です。

公共職業訓練とは

ハローワークで求職申込みをしており、主に雇用保険を受給している(失業保険手当のこと)方が対象です。

訓練の内容にもよりますが、訓練の期間は2か月から2年で求職者支援訓練よりも期間が長め。

また条件を満たせば公共職業訓練の終了まで、受給期限を延長して失業保険手当を受給することが可能です。

求職者支援訓練

ハローワークで求職申し込みをしていれば対象となります。

訓練の内容にもよりますが、訓練の期間は2か月から6か月と公共職業訓練よりも長め。

令和4年7月1日以降から雇用保険を受給している方も、求職者支援訓練の対象に含まれることになりました!

また「求職者支援制度」を上手く活用すれば、月10万円の「職業訓練受講給付金」を受け取ることも可能です。

上記どちらの訓練を受けるにしても、詳細はお近くのハローワークに確認をお願いいたします。

Webデザイン科職業訓練校の振り返りレポート

私が行ってた職業訓練校はこんなところ

私が通っていたのは求職者支援訓練の実践コースでした。ちなみに職業訓練受講給付金は受け取っていません。

また職業訓練を受けるためには簡単な筆記試験と面接に合格する必要があります。それはまた別記事で詳しく書きますね。

ざっくり箇条書きにするとこんな感じ。

  • 授業は毎日6時間、1時限は50分
  • 朝は9時始まりの16時に終了
  • 19時まで訓練校の施設は自由に使える
  • 職業訓練の期間は4か月で定員は15人
  • 必要経費は授業(訓練)で使うテキスト代の約16,000円
  • PCは1人ずつ貸与してくれた(持ち出しはできません)
  • 大半が20代~30代前半。でも中には50代の方もいた
  • その内の半分以上が女性
  • 授業(訓練)内容は、Webデザイン、illustrator、Photoshop、Excel
  • 上記4つの資格をとることを推奨されていた。受験料は自己負担
  • 上記の授業(訓練)以外に、就職支援の訓練があった
  • 月に1回のペースで訓練校の人との面談があった
  • スピーチや係分け、掃除など学校みたいな一面もあった
  • 託児サービスが利用できた

職業訓練校は就職を目的とした訓練を行う施設なので学校ではないのですが、感覚的にはほぼ学校でした。

大半が20~30代前半の女性ということで、仲良くなりやすく比較的雰囲気も悪くなかったと思います。

男女比がかなり偏っていましたが、私は元々高校・大学ともに美術系で、そこでも女性の方が多かったのでデザイン系あるあるなんでしょうか。

基本的には皆Webデザイン系の会社へ就職を希望して学びにきているので、真面目で熱心な人が多かったです。

1か月に1つのペースで資格を取得

職業訓練校は感覚的には学校みたいなものでしたが、結構ハードでした。

というのも私は職業訓練校で、下記4つの資格を取得しました。

  • Illustratorクリエイター能力認定試験 スタンダード級
  • Photoshopクリエイター能力認定試験 スタンダード級
  • Webクリエイター能力認定試験
  • Microsoft Office Specialist Excel 365&2019

通っていた職業訓練校の期間が4か月なことを考えると、1か月に1つのペースで資格取得することになるわけですが…。

正直、結構しんどかったです。お子さんがいらっしゃった方はもっと大変だったと思います。

19時まで施設が使えたので、16時に訓練が終わった後は結構みんなで残って試験対策してました。

ただ、試験は自分のタイミングで申し込めたので、本当に合格が無理そうだったら訓練期間中に受けないという選択肢もありました。

ですが訓練から時間が経つと忘れてしまうし、何より就職活動と被ってしまいます。結局自分の首を絞めるだけなのでみんな必死で試験を受けてましたし、ちゃんと合格できてました。

これは訓練校ごとに違うとは思いますが、基本的にはまったりマイペースに学べるといった環境ではないです。

授業スピードもかなり速い

1か月に1つのペースで資格取得、ということは授業(訓練)スピードもかなり速いです。

特にillustratorやPhotoshopは、途中でついていけなくなる方が何名かいらっしゃいました。

ただし、質問タイムや自主学習の時間もかなり設けられていました。講師の方々もかなりサポートしてくださいます。

個別に質問しやすい環境だったので、躓いたところや遅れているところを挽回しやすかったと思います。

自主学習の時間は、試験対策をしたり就職に関する書類(履歴書や職務経歴書)を作ったり、とにかく有効活用できていれば何やってもOKでした。

上記で結構みんな残って試験対策していたと書きましたが、この時間を上手く活用すれば早く帰ることも可能です。

スキルはしっかり身につく

資格取得と授業(訓練)に追いつくために必死になるので、嫌でもスキルは身につきます。

公的な資格を取得することから、そのスキルが古くて実用的でないといったこともありませんでした。

ただしHTML5とCSSに関しては、常に更新されていくので継続的な自主学習が必要であると感じます。

また「Webデザイン」の時間はもちろんありますが、「デザイン理論」といった授業(訓練)はあまりないので、デザインについても勉強し続ける必要があるでしょう。

就職活動対策の時間もある

職業訓練校は最終的に企業に就職することを目的としていますので、基本的な社会人マナーなどを学ぶ授業(訓練)がありました。

Webデザインを勉強したくて来ていると、この時間もそういうデザイン系の時間に回してくれればいいのにと思わなくもないですが、仕方がない部分です。

この時間のお陰で履歴書と職務経歴書の作成が捗ったため、私はこの時間があって良かったと思っています。

職業訓練校の中には就職率のために訓練生の希望と全く違うところを紹介したり、繋がりのあるブラック企業へ斡旋したりといったところがあるようですが、私が通っていたところではそういったことはありませんでした。

むしろ就職先が決まらないまま修了した訓練生のためにオンラインで面談を行っており、かなり良心的かつ手厚いサポートを受けていたと思います。

まとめ

Webデザインも職業訓練校はこんなところ!

  • 制度を上手く活用すれば、給付金を受給しながら興味のある訓練を受けることが可能
  • 授業スピードはかなり速い。人によっては授業(訓練)外での自主学習が必要
  • 実務で使えるスキルはちゃんと身につくが継続的な勉強は必要
  • 就職活動のサポートもしてくれる。どこまでサポートしてくれるかは訓練校次第

職業訓練校でWebデザインを学ぶことに不安があった方・興味があった方の疑問や不安が解決され、少しでも参考になっていれば幸いです。

これからどんどんWebデザインや職業訓練校についての記事をUP予定なので、よろしければチェックをお願いします!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

人生の半分以上をオタクとして生きてきた30代女性。
興味のあることは何でもやっちゃうし、全てを推しに結び付けて考えてしまうタイプ。
現場に参戦するのも、グッズをたくさん買うのも全部好き!
ゲーム実況グループ「bintroll」が大好き。

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